コロナワクチン抗体検査結果グラフ 11/05

6月からの抗体検査を受けられた方の結果をグラフ表示しました。(3種類)

コロナワクチンを接種したからといって安心しすぎてはいけません。
ワクチン接種をすることが目的ではなく、あくまでも感染ならびに重症化を防ぐ物です。従って、ワクチン接種により十分な抗体(S蛋白抗体)が出来ているかの確認が必要となります。

当院での抗体検査結果をグラフにして示します。(6月から11月現在)

グラフの横軸は2回目の接種を受けた日から、抗体検査を行った経過日数です。縦軸はS蛋白抗体価(AU/ml)です。(検査試薬の違いによりマスコミで言われている数字より10分の1ほどになっています。)

このグラフから推測できるとこは、接種から経過するほどに抗体価が減弱するだろうと言うことです。因みに、私個人のデータでは2週間後より2月後では約3分の1まで低下しました。また、他の人と同様の経過日数にもかかわらず抗体価が異常に低値な方は、今後更に抗体価が低下するだろうと予測できます。次回のワクチン接種を受ける機会があればこのような方にはワクチンを優先的に接種すべきと考えます。

殆どの方は検査は1回でしたが、院内スタッフには複数回検査しました。

現段階では2回と、3回ですが。下に示すように抗体価の減少はほぼ同じ速度(割合)で起きるようです。

此の直線を逆にゼロ日にのばすと、抗体産生可能な最高値が得られると考えられます。すなわちウイルスに暴露され免疫が目覚めたときにどこまで抗体を増やせるかを意味するといえます。

某患者様にご協力いただいて近似曲線を引いてもらいました。
検査個数に少々違いはありますが、個人の変化でも、群のあたいでもほぼ同じ減少率であると言えます。

 

コロナワクチン接種を受けられた方は是非 S蛋白抗体検査をお受けください。

信州会クリニック
院長 永井 一成

 

タイトルとURLをコピーしました